- 材の名前
- イチョウ
- 収集場所
- 嵯峨谷(和歌山県橋本市)
- 収集時期
- 2024年
毎年秋頃に銀杏(ギンナン)を分けてくれる銀杏(イチョウ)の木。木材としては白くて柔らかく、真っ直ぐ大径木に育つ。柔らかさが刃物にやさしいため、昔はよく輪切りにしてまな板として使われたらしい。ヤニが少なく肌目が細かく楮紙を乾燥させる干し板としても最適とされる。いずれも材質を活かしたものであるが、大径木に育つ木として昔から重宝されたに違いない。人家の近くで大きくなりすぎると落葉やギンナンの匂いがやっかいになることがあり、伐採された木を譲っていただくことがある。