檜

材の名前
収集場所
竹尾(和歌山県橋本市)

と並んで人の手で多く植樹されている木。ここでは標高が高い場所でヒノキが多く植えられているように見える。荒い樹皮は表面の一部を縦にめくり、檜皮ひわだとして屋根などに活用されてきた。(杉皮は伐採した木の形成層ごと剥ぎ取るが、檜皮は立木から表面部分のみを剥ぎ取るため、10年ほどかけて再生される)

木材としては明るい色で芯部がピンクがかっており、芯材を赤太と呼ぶのに相応しい気がする。粘りがあって比較的水にも強い木は建材のほか、かつては鉋で追柾方向に薄く削いで紐(=ひのき紐)などにも利用された。

材林では土砂崩れによって伐採された檜を大量に譲っていただき、丸太、板材、角材として保管してある。