- 材の名前
- 藁(稲)
- 収集場所
- 竹尾(和歌山県橋本市)
収穫した稲の茎にあたる部分。現代では米の収穫時にコンバインでカットされ畑にすきこまれることも多いが、一部は今でもしめ縄や田畑を覆うマルチなどに利用されている。かつては米俵、草鞋(わらじ)や草履(ぞうり)、筵(むしろ)、牛の飼料など、生活の中でさまざまな使い方をされていた。縄を綯うの用途としては、弾力があって割れにくい餅米の稲藁が適している。
構造としては、先端の米がついていた部分にあたるミゴ、稈(茎)、ハカマ(葉)に分けられる。新しい稲藁は青緑がかっており、経年でくすんだ黄色に変化する。